人工授精を半年程度行うと、成功率は4割と言われています。



治療のステップ

 

ステップ

 

不妊治療は女性の年齢にあわせて治療期間がある程度必要です。
個人差はありますが、若い女性ほど、治療の期間を長く取る事ができます。

 

この治療期間の事を「ステップ」と呼びます。
不妊治療は階段を上がる様に段階ごとに治療内容が変わっていくのです。

 

最初のステップは一番自然妊娠に近いやり方です。
それからどんどん医学的な高度治療へと移行していきます。

 

 

ステップの移行の目安

不妊治療を行う場合、どうしても配慮しなければならないのが「35歳の壁」です。

 

女性は妊娠すると1年間は出産期間として安静に過ごさなくてはなりません。
妊娠してから出産するまでが長いので、その期間も考えて、なるべく若くて体力があるうちに出産した方が安心できます。

 

 

 

最初のステップ

不妊治療の最初のステップが「タイミング法」です。
これは不妊治療の中でも一番自然妊娠に近いやり方です。

 

排卵日を病院の超音波検査で特定し、その排卵日の前後に合わせてセックスを行う方法ですから、一番「治療」という雰囲気を感じさせない方法です。
これで妊娠すれば不妊治療の中でも最も身体に負担をかけずに治療を終わらせる事ができます

 

しかし、この「タイミング法」は男性にとっては大変苦痛を感じる方法のようです。
その日に必ずと限定して行うセックスは精神的な苦痛が伴い、「排卵日ED」になる男性もいます。女性はなるべく男性の気持ちを配慮することが必要です。

 

 

 

2番目のステップ

タイミング法を半年程度試してみても成果が得られない場合、次のステップに移ることになります。それが「人工受精」です。

 

人工授精を行う場合、病院に通院しなければなりません。大体月経開始後12~14日後になりますが、指定された日に病院に通院して精子を摂取し、子宮内に注入します。

 

男性はだいたいこの予定日の数日前は禁欲しておく必要があります。

 

 

 

3番目のステップ

人工授精を半年程度行うと、成功率は4割と言われています。しかし、この人工授精に挑戦しても成果が得られなかったカップルは、3番目のステップ「体外受精」へ移ることになります。

 

2009年には40人に1人が体外受精で生まれていると言いますから、体外受精は珍しい事ではありません。比較的年齢の高い女性は、最初から体外受精を希望する人もいます。

 

これは高度不妊医療ですから、成功確率も1回で3割と3人に1人が成功しています。
期待できる治療法といえるでしょう。

 

しかし、高度不妊医療と言われるだけあって、この治療は費用が高額です。
1回につき体外受精にかかる費用は20~50万円と言われています。

 

 

 

体外受精のリスク

高度不妊治療は費用も高額ですが、妊娠にリスクも伴います
考えておかなければならないのは、自然妊娠に比べて多胎妊娠が多い事です。

 

双子、三つ子を出産する可能性が高くなりますから、あらかじめ覚悟が必要です。
胎児異常も通常の1.3倍になるとの報告もあります。
そして子宮外妊娠の可能性も高くなります。

 

年齢の高い女性の妊娠の場合、ダウン症の子供の可能性も高くなります。
流産や早産の可能性も自然妊娠同様に気をつけなくてはいけません。