人口受精は、タイミング法で妊娠しなかったカップルでも、期待できる治療方法と言えるでしょう。



治療の種類

 

看護婦さん

 

それでは、不妊治療の種類について説明しましょう。

 

タイミング法

妊娠しやすい排卵の時期にセックスすることを「タイミング法」といいます。

 

「病院にいかなくても出来るのでは?」と思うかもしれませんが、病院の超音波検査などで確実な排卵日を予測できるため、妊娠する確率が格段に高くなります

 

排卵日前には卵胞は20mmの大きさになるので、超音波でその大きさを確認します。
月経開始の10~12日目に病院で検査を受けます。

 

その翌日辺りにセックスを行います。
男性は3~4日ほど禁欲して精子を蓄えておきましょう。

 

 

 

人工授精

タイミング法を何度か試しても妊娠しない場合、
次のステップとして行うのが「人口受精」です。

 

これは、セックスをしないで子宮内に精子を送り込むやり方です。
一度精子を採取し、洗浄、濃縮して受精しやすい状態にしてから子宮内に注入します。

 

これは男性側が無精子症や精子の運動率が低い場合に効果の高い治療法だと言われています。

 

大体4~6周期繰り返せば成功率は40%ですから、タイミング法で妊娠しなかったカップルでも、期待できる治療方法といえるでしょう。

 

 

 

体外受精

タイミング法、人工授精でも妊娠しなかった場合、
高度不妊治療と呼ばれる「体外受精」をすることになります。

 

これは体内では妊娠出来ないため、卵子も精子も一旦取り出して、体外で受精させる方法です。
受精させて受精卵にまで培養してから体内に戻します。

 

この治療方法を行う場合、費用が格段に高くなります。
1回につき費用の目安は20~50万円かかります。

 

 

 

顕微授精

体外受精の中でもさらに高度な技術を使う治療法が「顕微授精」です。

 

これは体外受精でも妊娠しない場合、男性側の精子の数や運動率に問題がある場合でも妊娠できる確率の高い方法です。

 

顕微授精は卵子1個に対し、精子1個を確実にピペットで送り込みます。
採取した精子の中でも正常な1個の精子を選んで卵子の細胞質内に直接注入する方法です。
体外受精の中でも25%はこの顕微授精で妊娠出来るという報告があります。

 

体外受精、顕微授精の1回の成功確率はおよそ3割だと言われています。
2回目以降はそれ以外の体外受精の方法を試す場合もあります。

 

胚盤胞移植、2段階胚移植、ギフト法、SEET法など、体外受精はバリエーションが豊富です。
不妊治療の技術はめざましく進歩していますから、自分の身体に合う方法が見つかるはずです。
諦めずに頑張りましょう。

 

海外で行う場合は高額な費用がかかる事もあるので、夫婦2人でよく話し合うことが大切です。