顕微授精は卵子1個に対して精子1個をピペットで送り込み受精を促す方法です。



顕微授精

 

体外受精の中でも顕微授精は妊娠をより確実に行う方法です。
高度不妊治療で生まれる子供のおよそ4分の1は、顕微授精だという報告があります。

 

この方法は、精子の運動率が悪くても受精の確率が高いため、男性不妊にも有効な治療法です。

 

 

顕微授精を行うケース

体外受精の中でも顕微授精を行うケースには次の5つが考えられます。

5つ

  • 体外受精を行っても受精卵ができない場合
  • 体外受精を行っても良好な胚ができない場合
  • 運動精子濃度が非常に少ない場合
  • 男性に抗精子抗体がある場合
  • 精巣から精子を回収した場合

 

 

顕微授精のメリット

顕微授精は体外受精の1種ですが、受精方法が異なります。

 

体外受精は、同じ容器の中で卵子と10万個程度の精子を自然受精させるのに対し、顕微授精は卵子1個に対して精子1個をピペットで送り込みます顕微鏡で採取した数万個の精子の中から1個の正常な精子を吸引して卵子の細胞内に直接注入するのです。

 

これは高度な技術が必要です。
しかし確実性が高く、男性の不妊の場合でも妊娠の確率を高くしてくれます。
無精子症や乏精子症、勃起障害の男性には大変有効な方法といえます。

 

 

 

顕微授精のデメリット

顕微授精は大変効果の高い方法ですが、リスクも伴うと言われています。

 

体外受精全般に言われることですが、男性不妊が原因で体外受精、顕微授精を行い、男の子を妊娠した場合、男性不妊の遺伝子がそのまま子供に受け継がれることになるといわれているのです。さらに、遺伝子の突然変異で病気が見つかることもあります。

 

男の子が欲しい場合、その子に不妊の遺伝子が受け継がれる事は親にしてみれば大変な問題です。よく2人で話し合う必要があるでしょう。

 

顕微授精は男女の産み分けが可能とも言われていますが、倫理上の観点からそれを否定する病院もあります。夫婦にとって一番ベストな治療は何かを考え、リスクを頭に入れた上で治療方法を選択することが大切です。

 

顕微授精などの高度不妊治療は、成功率も高い分、リスクを伴います
子宮外妊娠や、卵巣過剰刺激症候群OHSSとよばれる症状がでることもあります。
流産、早産の可能性は自然妊娠と変わりません。
ダウン症児が生まれる可能性も40歳以上では100人に1人という確率で発症します。