排卵誘発剤の代表格は、クロミフェン製剤と呼ばれる内服薬です。



よく使われる薬の種類

 

様々な薬

 

不妊治療には薬物治療が欠かせません。
母体の安全には充分配慮して使用されますから、そんなに神経質になることはありません。
心配な方のために、不妊治療でよく使われる薬の種類をご紹介しましょう。

 

 

不妊治療によく使われる薬

 

クロミフェン製剤

排卵誘発剤の代表格は、クロミフェン製剤と呼ばれる内服薬です。
比較的に副作用が少なく安全性の高い薬です。黄体形成ホルモンの分泌を促して、卵胞刺激ホルモンが卵巣に働きかけて排卵を誘発させます。

 

hMG(下垂体性ゴナドトロビン)製剤

排卵誘発剤の中では最も強力だといわれています。

 

クロミフェン製剤で排卵しない重度の排卵障害のある人は、注射によってこの薬で人工授精の排卵誘発を行います。

 

ただ、hMG製剤は副作用がおこる頻度が高く、また治療代も高額です。基本的に健康保険が適用されますが、服用薬のクロミフェン製剤系のクロミッドで数百円かかります。

 

注射剤のhMG製剤を使用した場合、1,000円~1,500円程度の費用がかかると覚えておくと良いでしょう。

 

アゴニスト製剤点鼻薬

下垂体からの黄体化ホルモンの分泌を抑える作用を持ち、採卵前に排卵してしまうことを防ぐ薬剤です。排卵を抑えるだけでなく、使用方法によっては卵胞の発育をコントロールできるので、よく使われる薬です。月経の前から使用を開始する「ロング法」と、月経後から開始する「ショート法」があります。

 

 

 

 

薬の副作用

 

クロミフェン製剤

この薬を使って治療した場合、双子などの多胎妊娠が約4%みられます。
また、妊娠した場合には、流産しやすいので、十分な注意が必要です。

 

hMG(下垂体性ゴナドトロビン)製剤

この薬を使用すると、同時に多数の卵胞が刺激を受け、卵巣が腫れて、おなかに水がたまります血栓症や呼吸困難、腎不全などの副作用が引き起こりやすくなります。

 

塩分を多めに摂取し、水分も普段よりも多めに飲んで下さい。
hMGで妊娠した人の5人に1人が多胎妊娠だという報告もあります。

 

アゴニスト製剤点鼻薬

この薬を使った場合、頭痛、肩凝りなどの更年期症状が見られることがあります
悪心、嘔吐、食欲不振といった妊娠初期のような症状がでる場合もあります。
女性ホルモンを出なくする薬ですから、閉経した時の様な眠気、イライラ感、うつの様な症状が出る場合もあります。

 

 

いずれにしても、不妊治療で使われる薬は効果が高い分副作用も激しいことが多いので、身体の負担が大きくなります。
医師と良く話し合い、出来るだけ負担の少ない治療方法を選択しましょう。