不妊治療は、夫婦2人の気持ちが同じ方向を向いていないと成功しません。



38歳ではじめての出産に成功

 

残業する女性

 

アパレル関連の会社で働き始めて丁度8年目、私は女性室長として残業が続くハードな生活が習慣になっていました。

 

しかし不正出血が1週間以上続いたため、これはヤバいと忙しい合間を縫って産婦人科へ行った所、多嚢胞性卵巣症候群と診断されました。

 

これは原因がはっきりわからない排卵障害の一種です。

 

医師から真剣に妊娠したいかどうか質問されました。

 

結婚して5年、私は35歳でした。

 

子供は欲しいけど、ギリギリ30代なら大丈夫だろう、と安易に考えていましたが、主治医の先生から「不妊治療」という言葉を聞き、目の前が真っ暗になった事を覚えています。

 

健康だけは自信があったのですが、女性は誰でも35歳を過ぎると卵子が老化して自然妊娠率が下がる、と説得され、真剣に不妊治療に取り組む決意をしました。

 

治療に対して夫は消極的で、最初のステップの「タイミング法」の段階でも気持ちがうまく伝わらず焦るあまり喧嘩になる事もしばしばでした。

 

旅行へ行ったり、レストランで贅沢なディナーを楽しむなど、治療と思わずに2人で素敵な時間を過ごす様に心がけることが大切だと痛感しました。

 

排卵誘発剤を使用しながら半年ほどタイミング法を試しましたが上手くいかず、人工授精にステップアップしました。

 

約1年間チャレンジしました。
この間が一番辛かったです。

 

不妊治療は、真っ暗なトンネルの中を歩いているようだとよく言われますが、本当にその通りです。夫と手を繋いで真っ暗な出口のみえない道をひたすら歩き続ける毎日でした。

 

街で子供を連れた家族を見るのが辛く、会社で子供のいる同僚とはわざと距離を取ったり、精神的にも辛かったです。

 

結局不妊治療を始めて約2年後、最終手段として不妊専門クリニックに転院し、顕微授精という体外受精にチャレンジする事にしました。

 

費用は1回40万円、自己負担です。
夫の協力と支えがなければできません。

 

何度も2人で話し合い、私の強い意思と熱意を伝え、共に頑張ってもらえるように努力しました。散々話し合い、夫と「顕微授精を5回受けて駄目だったらもう諦めよう」と決めました。

 

最後の5回目の顕微授精で妊娠でき、38歳ではじめての出産に成功しました。

 

本当に辛かったけど、子供の顔を見た瞬間今までの苦労は忘れるほど号泣してしまいました。

 

不妊治療は夫婦2人の気持ちが同じ方向を向いていないと成功しません。
諦めずに一緒に3年間治療に付き合ってくれた夫に感謝しています。